愛媛旅行2泊3日|珍スポット巡り旅【3日目】
最終日は「マイントピア別子」と、そこから行ける「東洋のマチュピチュ」として有名な「東平(とうなる)ゾーン」に行きます。
「 マイントピア別子 」と「東平ゾーン」 (東洋のマチュピチュ) とは
「マイントピア別子」
松山から車で1時間15分くらいのところにある、まったりした感じの観光施設(良さげな温泉、伝統のお神輿の展示、独特なお土産屋さんetc…)。
とにかく施設内に遺されている産業遺産の数々が素晴らしくて、特に以下のページで紹介されている遺産は必ず見ていくべき。
「 東平ゾーン」 (東洋のマチュピチュ)
「東洋のマチュピチュ」と呼ばれる場所があるのは「マイントピア別子」から車で20分くらい山を登ったところにある「東平ゾーン」。大正5年から昭和5年までの間、別子銅山の採鉱本部が置かれていたという「鉱山跡地」だ。
かの有名な「軍艦島」と同じノリで、鉱山周辺に小学校や団地などが整備され「東平ゾーン」で働く坑夫の家族のためのコミュニティが形成されていたという、「かつての人々の暮らし」がにじみ出る素晴らしい廃墟。
「東平ゾーン」に行くなら、「マイントピア別子」の駐車場から出ているバスを必ず事前に予約すること。恐ろしいほど曲がりくねった細い山道をグイグイ登っていくので、自家用車ですれ違うことはほぼ不可能なのだ。運転に絶対の自信がある人以外はバスを予約したほうが良い。
①11:00出発 ②13:00出発
https://besshi.com/sangyoisan/bus/
ガイド(語り部)付でのツアーです。所要時間は約2時間
【平日の出発時刻 】
11:00及び13:00 各出発時刻において5名様以上の申込みがあれば運行します。
【土日・祝祭日の出発時刻 】
11:00及び13:00 各出発時刻において1名様でも申込みがあれば運行します。
あらかじめご理解をお願い致します。
最少催行人数があるので、念の為電話しておこう。
「東平ゾーン」
予約した11時発のバスに乗るため、車で「マイントピア別子」へ。
そこそこの山道を走破してようやく到着。窓口で受付を済ませてマイクロバスに乗り込む。窓から見える景色がいきなりすごい。山を走る道中にも産業遺産が・・・ガイドさんがいろいろ教えてくれる。
小高い山の上、「東平ゾーン」駐車場に無事到着。バスを降りると、ガイドのおじさんが指し棒をキリッと構え(やや長めの)歴史説明を開始。
まずい、予想以上に話が長そうだ。ここから実質1時間しか観光の時間が取れないので、ガイドの集団から抜け出して「第三通洞」を目指す。
「第三通洞」
駐車場から見下ろす形で着いてすぐ「東洋のマチュピチュ」は見られるわけだが、東平ゾーンの端っこにある「第三通洞」という鉱山跡が大変美しいと聞いていたので、そちらに向かう。さっさと歩いても15分はかかる道のりだ。
美しい。威厳がある。神々しい。鮮やかな緑と朽ちたレンガ、忘れ去られた鉄格子・・・ 見た瞬間に歓声を上げてしまうほどの廃墟。これは15分かけて行くだけの価値がある。(「ワンダと巨像」っぽい雰囲気がたまらねぇ!!!) そこら中に美しい炭鉱跡が残されているので道のりも楽しいし。
「変電所跡」
ひとしきり写真撮影を終えたら、「第三通洞」の近くにある「変電所跡」に立ち寄る。ここもいい感じに廃れている・・・
ドラム缶、空き瓶、かまどの残骸など生活を感じるものが雑に残されていて大変良い。
キャッキャ言いながら撮影していたら残り30分弱!!!急ぎマチュピチュへ!
「貯鉱庫跡」 (東洋のマチュピチュ)
同じ道を引き返すしかないのだ、当然また15分は歩くことになる。時間がない。大急ぎで出発地点の駐車場に戻り、「貯鉱庫跡」 までの階段を駆け下りる。
正直、「第三通洞」のほうが興奮した。水樹奈々様はMVでこの「貯鉱庫跡」に立ち、高らかに歌ってらっしゃったのでファンはもっと高まるのかも。
「マイントピア別子」
帰りのバスにギリギリ滑り込み、「マイントピア別子」に戻る。
お昼ごはん
慌ただしかった・・・一旦昼休憩。マイントピア別子の施設内から鉱山へ向かう電車が出ているので、発車の時刻まで施設内のレストランでお食事。
鉱山見学へ
お土産物屋も面白いんだけど割愛。さあ、電車の時間になったら鉱山見学に出発!!!
観光地あるあるを煮しめたみたいなオブジェしか出てこないぞ・・・ フルスイングで空振ってる感じが逆に面白いが・・・と思ってたら、道中の坑道跡はとてもライブ感があって感激。
どうしてもファミリー向けにしなきゃいけないのか、こういう観光地は・・・
「遊学パーク」全体的に意味がわからなくて面白いです。「本気か嘘かわからないギャグ言ってくるジジイみてぇなセンスだな」と思った 。全部紹介したいけど、写真見返しても意味がわからないから割愛。行ってみて・・・
唯一伝えたいこと・・・謎の体験型アトラクションに取り組むときは、鉄の部分に触らないように・・・手のひらが最低に鉄サビ臭くなって落ち込むから・・・
謎のアトラクションはともあれ、当時の鉱山の様子が垣間見られておもしろかった。ついさっきまで採掘していたような雰囲気がある・・・部分的に。遊学パークとか言い出す前までは・・・
総合的に見て、「マイントピア別子」物凄くポテンシャル高いです。午前中に施設に到着して、温泉とか入りながら産業遺産見て回ってたら一日潰せるくらいの充実度。そしてこういう地方の観光施設によくある、「味わい深いノスタルジックな」雰囲気が漂う・・・珍スポットでもある。緑も豊かで、なんだか魂が浄化されるようないい場所でした。
その後は19:00松山空港発の飛行機に乗るため、早めに大街道へ戻る。旅の締めに「鯛めし」を食って、東京へ帰還。愛媛、めちゃくちゃ楽しんだ。お腹いっぱいです。
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