面白かった・ダメだったNetflix(2019年1-2月)

ブログの存在を忘れていた。思い出しがてら面白かったNetflixコンテンツをメモしておく。

KonMari ~人生がときめく片づけの魔法~(面白かった)

日本人女性(KonMari)がアメリカのドデカイ家に行って、日本風の“お片付け”を伝授するTVシリーズ。お片付けメソッド自体は日本では既に使い古されたようなもので、日本人が見ても感動はない(箱に入れて収納しようね、とか物を持ちすぎていることを自覚しよう、とか)

KonMariが特徴的なのは、「お家にご挨拶していいですか?」と突然正座して瞑想し始めたり、「捨てるものに“ありがとう”って感謝を伝えてくださいね」って本気で言ったりする、日本じゃヤバいやつ扱いを受けそうな振る舞い。

物質主義な世界観で生きるアメリカ人には、これがOrientalでAmazingらしい。「良き日本人キャラクター」としてスゲー成立してるKonMari。 っていうか日本人のイメージどんなんよ? まさか毎朝座禅キメてるとか思ってる?

自分の心情をスラスラ的確に言葉にする依頼者達(そこまで自分の問題を自覚できていて、解決できないのが不思議)は、そんな彼女の振る舞いに素直に感心して、 なんか知らんけど救われていく(KonMariは特に相談に乗ったりしない。片付けさせるだけ)

「お片付け」を「自己啓発」に結びつける事自体が新鮮だったんだね。でも最初の2,3話見たら飽きた。お話の構造が全部いっしょなんだもん・・・

ロマンティックじゃない?(面白かった)

「ラブコメ嫌いな女がラブコメの世界観に放り込まれる」話。
主演のレベル・ウィルソンが最高にいい味出してる。 コメディエンヌが活躍する映画は大好物。
リアム・ヘムズワースが残念イケメンとして登場するんだけどこれまた最高(兄のクリヘムと言い、残念イケメン演じさせたら最強ブラザーズだわ)

頭打って目が覚めたらなんかイケメンがグイグイ来るしラブコメのテンプレが全部押し寄せてくる・・・って、この飛び道具的な設定回収できる?大丈夫!?って途中まで見てたけどまぁ全く問題なし!オチも陳腐じゃないし、エンディングは多幸感たっぷり、良質な“ラブコメディ”だった。
90分弱で短いし、元気ないとき見ると良い。
「アイ・フィール・プリティ」と同じ系譜。

ブラック・ミラー: バンダースナッチ(面白かった)

SFショートストーリーのTVシリーズ「ブラック・ミラー」から、新しい試みとして配信された作品。
いわば「映画」と「ゲーム」の融合で、映画の途中で選択肢が現れ、ユーザーが選択肢を選ぶとストーリーが分岐していく。(シュタゲの映画版みたいな)
これ、本当にすごい。革命的。今までのNetflixのコンテンツの中で一番驚いた。ユーザーが映画に参加しているような感覚にさせる仕掛けが満載で、本当にワクワクする。
昔からノベルゲームはあるし、フォーマットとしては全然慣れているはずなのに、未知の体験をしている気分になるのがすごい。

バード・ボックス(ダメだった)

サンドラ・ブロック主演で、退廃した世界に現れる「何かを見ると死ぬ」から、目隠ししてサバイバルしている、というSF映画。
こういう設定が凝ってるSF好きだし、TVで盛んにCMしてるからどんなに面白いかと思ったら、設定持て余してた。回収しきれてなかった。サンドラ・ブロックがひたすら名演技をしているのを見ていた。TVシリーズだったら良かったかもしれないね。

ベンジー(ダメだった)

ワンちゃんが主演で・・・ベートーベンみたいなお話なのかな。。。可愛いワンちゃんががんばるのかな・・・と思ってたら・・・ワンちゃんはひたすらに可愛いが・・・人間どもが上滑りなセリフしか言わないせいで・・・ワンちゃんが・・・あんなにかわいいワンちゃんたちの芸が台無し・・・ワンちゃんはひたすらに可愛い・・・人間は愚か・・・


あとは「ブリジット・ジョーンズの日記」「17才のカルテ」「ショーン・オブ・ザ・デッド」とか懐かしい系を見た気がする。名作は名作だねぇ・・・