バリ旅行記【4日目・最終日】|(ほぼ)一人旅4泊5日

バリ旅行記【4日目・最終日】|(ほぼ)一人旅4泊5日

一人でウブドを周る日。翌日の朝7時発の飛行機に乗らないといけないので、実質最終日。空港への車をホテルにお願いしておく。その日はなんと朝4時過ぎにホテル発だ・・・。

午前中はウブドでショッピング

今日の朝は、メインにホットサンド的なものをオーダーした。うまい

今日も爽やかな朝。風が涼しく、さっぱりした暑さ

朝食をゆっくりと食べたら、まずウブドの少し外れにある楽器屋に行く(ウッカリ買っちゃわないように朝に済ます)。道すがらいろんな店を覗きウロウロ。地元のスーパーでお土産を爆買い。(なんか写真があんまない)

既視感のあるロゴ 安いし、衣類は現地調達でも大丈夫
右・左・右を確認した上で渡らない賢き犬

楽器屋では美しい音がする鉄の木魚みたいな打楽器を実演されて危うく買うところだった。変な形のディジュリドゥにも心惹かれたがなんとかこらえて街に戻る。

ウブドの街はかなり栄えていて、オーガニックの化粧品、リゾートっぽいお洋服のセレクトショップ、 インドネシアで古来から伝わる「バティック染め」の布で仕立てた服を売るお店などがたくさん立ち並び、かなり見ごたえがある。一通り見終わったらホテルに戻り荷物を置き、ホテル近くのアルマ美術館へ。

アルマ美術館~ホテルで昼寝

浅野秀和さんという日本人画家の特集をやっていた

展示品もそうだけど建物自体がすごく美しい。敷地内にライステラスもあるし。まじでゲームの世界みたいだ。あの上には宝箱があるに違いない…

宿泊施設も併設している

古代~近代のバリ絵画が展示されており、 展示品の時代ごとに建物が分かれている。点数も豊富で敷地もかなり大きいから、ちゃんと見るなら少なくとも2時間は必要だ。

伝統的なバリ絵画は遠近感が無く、隙間なくみっしりと書き込まれた、かなり特徴的な画風。

館内に少し日本語が話せる学芸員的なおじさんが居たので、これはいつの絵? 何してるところ? と、片言の英語と日本語でお喋り。私以外客がいないのでおじさん独り占め。タイタニックの悲劇をバリ絵画の手法で描いた絵があったりして、展示もなかなか面白かった。

その後はホテルに戻り、アフタヌーンティー+ケーキ(サービス)。

そしてあの素敵なカウチで少し昼寝をした。最高。涼しい風が吹いて、遠くからガムランの音が聴こえる。朝から午後にかけてかなり歩いた。結構疲れた・・・。

バリに滞在して意外だったのは、そこまで暑さを感じないことだ。生い茂る木々の間から涼しい風が抜けていくからなのか、大変過ごしやすい。東京の夏の蒸し暑さがどれだけ異常なのか、改めて思い知った。

夜ご飯~ プリアタン宮殿へ公演を見に行く

昨日別れた友人が諸事情によりウブドに舞い戻ったらしく、合流して夜ご飯を食べに行くことに。昼寝から目覚めたあと、ホテルの人にウブドセンターまで送ってくれ、とお願いするとバイクを出してくれた。ホテルから歩くと30分弱はかかるので、さすがに何度も歩いていく気になれない。バイクの二人乗り、地味に気持ちいいしね…

友人と合流、すこしウブドをうろついたあと、「Fair Warung Bale」でローカル飯を食う。

料理名が全く思い出せないがすごくおいしかった

ビールをいただき、大変いい気分になってから、プリアタン宮殿のガムラン演奏を聞きにいく。

プリアタン宮殿は屋内ステージだ

ステージの周りに、「熱帯の旅人」に出てくるスター達の写真が飾られていて興奮した。一通り見学して座席に着くと、開演直前に日本人の団体がぞろぞろやってきた・・・どうやら代理店が前方の席をまとめてリザーブしているらしい。日本人の集団をしばらく見ていなかったので、彼らの姿を久々に目にするとにわかに億劫な気持ちになった。せっかく旅人気分でいられたのに。いや私も観光客でしかないんですけど・・・。

ここでもトロンポン。昨日の演者に比べてやや男っぽい身振り。
やんちゃなバロン様登場
ランダ様を囲みバトルを仕掛ける男たち

エンタメ色の強かったウブドの楽団とは対象的に、非常にトラディショナルな感じのする楽団だった。派手さはないがシブい。なるほど、楽団によってこんなに色が違いますか…推しの楽団を見つけるのが楽しみになった。暫定一位はウブドでみたあの楽団。

夜はクブンインダーの近くのレストラン、「Bebek Bengil」でココナツケーキをたべる。ここも素晴らしく景色が良くて、貴族のような気持ちになる。
このケーキ、デヴィッド・ボウイのお気に入りだったらしいですよ? 彼が暑い国で寛いでいるところ想像できないけど。。。

空間の使い方がいちいち贅沢なんだよね。レストランの中にライステラス作っちゃう発想ってすごいな。

旅の総括なんかを話しながらゆっくりと過ごしたら、カフェを後にしホテルへ戻る。友人のおかげでディープなスポットも王道スポットもくまなく回れた4日間だった。

帰り支度をして仮眠をとる。3時間ちょい寝たら空港へ。あの部屋にお別れを告げるのが本当に辛かった。また来るからね・・・

4時過ぎ、外に出るとまだ真っ暗。遠くで間延びした鳥の鳴き声がした。アイツこんな時間から鳴いてたのか・・・。帰りに車を出してくれるのはクブンインダーのお兄さん。 空港まで二時間弱、お互いに片言の英語で世間話をしながら帰る。

以上が今回のバリ旅行。次からは一人でも大丈夫だろう、と思えるくらいには雰囲気は掴めた。そもそも一人旅に慣れてなかったし、初回から女一人で、っていうのは厳しかったかもしれない。今回は友人が一緒で本当に良かった。

旅の途中で「次はここに来よう」なんて考え始めるほどには、バリにハマった4日間だった。正直、出発前は4日間は長いような気がしていたのに、最終的にはとても忙しくて時間が足りなかった。

次回はなにか目的を持って毎日過ごすというより、基本的にホテルで過ごし、気が向いたらガムランを聴きに街に出かける、そんな贅沢なバケーションを過ごしてみたい。海を眺めて一日過ごすとか。