東京から宝塚大劇場への遠征・2023年版|ついに移転後の宝塚ホテルに泊まった
初めての宝塚遠征で旧宝塚ホテルに泊まって以来、またいつか移転後に泊まりたいと思っていた。
宙組の真風涼帆&潤花退団公演の大劇場チケットが取れたタイミングで、ANAのトラベルパッケージで宝塚ホテルが「全国旅行支援」で1万円近く割引になっている! ということでついに行ってきた。
ムラ観劇のために宿を取る場合、神戸か大阪もありか・・・といつも悩むが、やっぱベストは「伊丹空港着で宝塚ホテルに泊まる」だな。
1日め|観劇&夢の続きを宝塚ホテルで
到着!15時半開演なので、今は昼過ぎ。さっそく宝塚ホテル(移転後)に向かって、荷物を預ける。
花のみちの桜はまだ咲いてないなー、とか考えながら歩いているとすぐそこに宝塚ホテル!その先には宝塚大劇場!ほんと近くて便利になったなぁ。とりいそぎ荷物だけ預けて大劇場へ。
いつもどおり劇場内のカフェテリア「フルール」でサクッと昼ごはんを食べる。今回の「カジノ・ロワイヤル」公演メニューはなんか角煮っぽいやつ。美味しい。公演の2時間前くらいに来ると空いていて快適。1時間前とかになると席取るの大変なんだよね。
さっと食べたら大劇場の常設展「宝塚の殿堂」の企画、真風涼帆メモリアル展示を見に行く。トップ退団のときの恒例行事、寂しいねぇ・・・そういえば望海さん、珠城さんの時も見てるな。(いろいろな意味で)遠くに来たものだ・・・
常設展をちゃんと見ても1時間はかからないので、余った時間は主にキャトルレーヴ(オタクグッズ売り場)で散財して過ごす。大劇場はいろんな売店があってなんだかんだ楽しく過ごせてしまう。
今回はA席なのでちょっと遠め。原作本のおさらいやパンフレットの熟読などをして過ごしているとすぐ開幕。ハァ、ほんと最高だった・・・小池作品&KAORIaliveの振り付けはハズレ無し。
さて、感動しっぱなしでそのままホテルへ。宝塚が見せてくれる夢が途切れないのが宝塚ホテルに泊まる最大のメリット。現実とはしばらくお別れだ。ついてくんなよ。
移転前の宝塚ホテルは歴史が醸し出すどっしりした魅力があったけど、新しい宝塚ホテルも素敵だね。小ぶりだけど品が良くて、心地よさが宝塚の街に似ている。しかし本当に無駄のない造りで、旧宝塚ホテルにあった「余裕」を感じない。謎の扉、変な形の窓、きしむ床・・・合理的であることは、ある種寂しいことでもある・・・無駄こそが人間らしさなんだよな。
今回も一番安い部屋だと思う(5階・スタンダードシングル)。手狭ではあるが全てが新しく清潔で、とても気持ちの良い部屋だ。なんとバス・トイレ別!珍し。
ドリップコーヒーや紅茶のティーバック、歯ブラシ等のアメニティはフロントでとってくる。化粧水、乳液、クレンジング、洗顔のパウチが揃った「スキンケアセット」も無料でもらえるし、クレンジングは備え付けておいてある。シャンプー&リンスもちょっと良いやつだし、ドライヤーはPanasonicの新しい機種だ!欲しいものは全て揃っている・・・いいね、これだよこれ。
軽く荷物をほどいたら、ホテルの中を散策する。旧宝塚ホテルにあった資料展示は、ここでも健在。支配人である元ジェンヌ・憧花ゆりのさんのメッセージが・・・。テーマを決めて展示替えてるんですね。今回のテーマは「ホテル」。
舞台写真や衣装展示も。いいよね・・・
来月ボーナスが入るので気が大きくなっており、このホテルで一番高い店に行ってやった。鉄板焼「風雅」。ディナーは割とびっくりする値段だけど、値段相応以上にウマすぎるので気が大きくなってたら行くべき。ランチだとちょっとお手頃。次はランチも行ってやろ。
ウマすぎ。肉も野菜も赤だしの味噌汁も何もかも狂おしく美味しい。目の前で焼いてくれるおじいさんシェフとちょっと話しつつ、目を瞑って旨さ噛みしめる。ハァ、こういう瞬間のために仕事やってんだよなぁ・・・。
ホテルの部屋に戻り、残念ながら少し仕事をして寝る。
2日め|清荒神と宝塚文化創造館に立ち寄りつつ公演へ
朝食はレストラン「アンサンブル」。本来はビュッフェだけど、いまはコロナの影響でプレートで提供されている。和食or洋食で選ぶ。ホテルビュッフェ大好きなのに・・・。でも4月からビュッフェ再開するらしい!また行くぞ!
さて、今日の公演は13時。時間があるようでないな。9時ちょっと前にホテルを出て、「清荒神」駅に向かう。「清荒神清澄寺」まで散歩してみよう。
「清荒神清澄寺」に至るまでの道は昔ながらの参道になっていて、懐かしい感じのお土産物屋や食堂がズラーッと並んでいる。時々ピザ屋やおしゃれなカフェもあるけど、基本は「やってますか・・・?」という感じのベテラン商店だ。
かなり長い参道。木々のざわめきを聞きながらゆっくりと歩いて20分ほど。商店の皆さんが開店の準備をし始める頃合いで、「地元の朝」のフィーリングも味わい深い。
ずーっと歩いていくと清荒神清澄寺の門が見えてくる。手前には露天が立ち並ぶ道。道が狭すぎるので、このお寺に行くためには歩くしかないな・・・日曜・祝日には「宝塚駅」から「清荒神清澄寺の駐車場」までのバスが出ているらしいけど、あの参道はちょっと面白いから、行きくらいは歩いても良いんじゃないかな?
地元の人達が静かに参拝している。観光向けにきれいな無料休憩所やトイレが整備されてるけど、全然商売っ気が無くて質素で素朴な雰囲気だ。
またゆっくり参道を歩いて帰り、次の目的地「宝塚文化創造館」までずっと歩く。清荒神駅からなら10分もかからない距離だ。
ここは宝塚音楽学校の旧校舎。実際に使っていた建物をミュージアムとして公開している。企画展示は撮影不可。
そこかしこに生徒たちの軌跡を感じる。オタクなら感慨深く床の傷を眺めていられるはずだ。(一般人にはただの古い校舎)
展示はオタクなら楽しく見られる。生徒たちの卒業写真、使っていた教科書、授業の様子を解説するVTR、歴代のポスター画像などなど・・・。見るのに一時間はかからないかな。
お昼をそこらのカフェでとって休憩して、そそくさと大劇場に向かう。
今日の公演は13時!良席なのでドキドキしながら席につく。ハァ。初めて見る人みたいに感動しちゃってまぁ・・・もうチケット東京の一枚しか残ってない・・・。ライビュ見よ・・・。
見終わって飛行機の時間まで少し余裕があったので、宝塚温泉(高級ホテル「若水」)に立ち寄って日帰り入浴。1800円も入浴料取るほどでもないが・・・まぁ湯質はいいんだろう。少し休んで、伊丹空港で551を買って帰る。
前回より宝塚の街を堪能した2日間だった。宝塚大劇場近辺に観光地は意外とたくさんあるし、廃線になった電車のレール沿いを歩ける「福知山線廃線敷ウォーク」もまだ行ってない(廃墟好きにはたまらないらしい)。
神戸や大阪に浮気する前に、もうちょっと宝塚近辺を観光し尽くしてもいいかも、と思った2日間だった。楽しかった・・・。
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